
ヤッチョ近い内に学校指定の水着をジェンダーレス型へ強制移行だとう!?
多様性社会実現の為の同調圧力って5秒で矛盾してるな!
ウチの女子らも黙っちゃいないぜ?
甘蕉先生の作品とパフォーマンス


地元メディアの記事を要約すると、そんな感じ。
甘蕉という名の生徒は俺らの学校に存在しない。
なぜなら甘蕉とは、芸術家としての星奈碧空が名乗る雅号だから。
俺は現場百遍とばかりに旧北咲津郡役所を訪れ、フェンスに掲げられた工事進捗表から
星奈達の作業日を割り出した。
学級メディアとして、「甘蕉さん」ではなく「星奈碧空」を取材する。



ヤッチョ…?
どうした?取材?
更衣スペースから現われた星奈は
ま…マイクロビキニ!



仕事として受けた以上
うろ覚えでやるのはNG
私はコレで作業するから
自信が無い時はその都度人体構造を確認してね
つまりデッサンモデルとしてガン見してもOKって事か?



自ら裸になって後進者を導くパフォーマンスは
前衛芸術家フローラ・キサラギのリスペクトなんだけど
まぁね
私はただアバンギャルドの上っ面を真似てるだけよ
いやいや…
それをやってみようと思った時点で
俺のような凡人の考えとは一線画してんだわ。



ヤッチョは…カメラ扱えるんだったね
メモ撮り・ブツ撮りよろしく



ククク…あっさり潜り込めたぜ
旧・北咲津郡役所は今期のリノベーションを経て、体験型観光施設として生まれ変わる。
それは単に芸術に触れる機会を提供するだけでなく、
若き表現者達との交流を促進する場としての役割も担う事だろう。
「食べられないバナナ」
修繕工事の竣工記念に展示される星奈、いや甘蕉先生の新作は…
荘厳なる場の雰囲気とは異なる「いつものバナナ」だった。
何故なんだ星奈…。



怒らないでよぅ
バナナは私の理念を
代弁するメタファーとして
無二の存在だから…
少なくとも「食べたいから」では無さそうだな



あくまで「受け止め方次第」でありたいから
言葉で主張したくはないんだけどね
ニヒリズム、
アンチナタリズム、
マゾヒズム、シンパシー。
展示する「場」によって更に
幾らでも言いたい事はあるかな
謎掛け的なモノだろうか?
まぁ確かに、いま俺が抱いている「違和感」は、
自分自身が持っているつもりの「多様性」をあっさり否定する感情だ。



私の手からは、
不食のバナナしか
生まれない。



マゾヒズムは知ってるぞ
SMのMだろ?
なら星奈はMという解釈でいいのかな?



それなら肛チラ
アップにしちゃおーっと
不食のバナナに対する呆れと違和感を抱く俺と対峙し、
涙目になりながらも作品を創る手を止めない。
俺はこの先の人生、バナナを見る度に星奈の事を思い出すだろう。
若き造形芸術家「甘蕉さん」は、俺の心にしっかりと爪痕を残した。














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